革漉き機を再度補充製作しました。価格も変更します(3500円)。
しかし、時々その都度説明を入れていますが、未だまだ”取り扱い説明書”も出来ていません。
(近く作りたいとは、(いつも)思っていますが)
今回よく購入者様からのご質問や、こちらで気になっていることを以下に記します、ご参考にしてください。
取り付け例。
・100均やホームセンターで、G形やF型クランプを入手ください。
・テーブル等にしっかり本体を固定します。
・蝶ねじで刃の傾きを決め赤いクランプで固定します。
前後しますが、使用する刃は
・OLFAの「別たち替え刃」(左)の他に、同カッターナイフ「巾9mm替え刃」(右)が使えます。
・切れ味がおちたら、別たち替え刃は4隅が使えます。カッター刃は2関節程度づつ折って使っていきます。
・扱い注意です。特にカッター刃は紙テープ等を巻いて、危険防止ください。
以後(左)別たち刃 (右)カッター刃 です。
いずれも、
・刃先と黒い線を合わせて取り付けてください。
・δは2.5mm(〜3.0mm)です(が、革質、厚み等で最適値が有るようです)。刃先が出過ぎている場合は本体との間に厚紙を挟んでください。
・ねじは短いねじ、と、長いねじがあります。
・締め過ぎに注意ください、ねじが(笑)ます。
・刃はいずれも奥に当てて付けてください。
・特にカッター刃は先端を食い込ませて刃を安定させてください。
革を漉く場合
・銀面まで漉かないように、絶えず確認しながら進めてください。
・革を前後に数ミリ程度往復させながら、出来るだけ下向きにすこしづつ引いてください。
(幅が広くなるに従い、引っ張るだけでは切れなくなります、革も伸びます)
・往復させた場合、刃が長く使えます。
・革の伸び防止には銀面に伸びないテープ等を張っておきます。
・急がないことです。
・革質で切れが変わります。
・漉きはじめ数センチは、これでは漉けません、従来法で処理ください。
厚み2mmを巾20mmで斜め漉きしたもの。
同じく、巾10mm、と巾20mmの加工例。
これからも、このページをベースに説明を補足して行き、”取説”を作って行こうと思っています。今後も更新予定です。
本日、まずはこれまで・・
やはりこれは機械では無くて、道具ですので、使いこなすには慣れも必要と思います。
皆様のご健闘を願っています。
革漉き機の在庫が無くなり、これも作業所で加工してきました。
とりあえずは従来品を作りますが、
今、単価UPも含め色々見直検討しています。
同封刃物ほか梱包箱まで材料等の購入部品が多く、
とても採算に合わない製品となっています(現2900円)。
ただ、この革漉き機は、元もと、販売を目的にとした商品ではなく、
革細工をする同好の士への試供品的な意味合いを持って開発しきたものです。
ですから、不採算的な面があってもいいのですが、
最近では、もう生産中止にするか、値上げしてでも続けるか
どちらにしようか、考えるようになりました。
今現在の結論は、需要は絶えず、”要る人には欲しい品” だと思い
継続を考えています。